横浜YAMATO

7月の誕生石、Ruby ルビー

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ジュエリーの知識

古代から宝石の王として評価されたルビーは、各国の王冠にも好んで使用された宝石ですが後年になり鑑別検査の発達により、そのいくつかは別種のスピネルというルビーによく混同される宝石であったことが判明しております

ルビーはラテン語の「赤い」という意味の「ルベウス」が語源らしいのですが、難しい漢字によく小さな活字でふりがなを書き添えることを「ルビをふる」といいますが、実はこのルビも宝石のルビーからの由来だそうです(『ジュエリー言語学 』桃沢敏幸著 より)

コランダムという宝石種の赤色をルビー、それ以外のコランダムをサファイアと呼びますので基本的にはルビーとサファイアは同じ鉱物の色違いとなります

ちなみに赤色になるのはクロム成分が含まれ結晶化することにより、クロムが含まれると大きな結晶になりにくいこともあり、サファイアは大きな石がありますがルビーの大きな石はなかなか産出されません

また赤色ルビーは、ピンク色や赤紫色のサファイアとの境界線が石のサイズによってもまずは微妙になります

また単に色だけでなく、光輝や透明感なども重要ですし、このごろは加熱されたものと、非加熱とされるものなどの総合的な判断により相対的な価格評価に反映されます

わたくしども横浜YAMATOでは一般の皆さんがなかなか判断難しい上記のような宝石選びのポイントを、お買い求めの用途やご予算の範囲のなかでより適したと考えるジュエリーになるようアドバイスをさせていただいております

非加熱(Nonheated Ruby)ルビー指輪2点共、非加熱天然ルビーの指輪》 

以前ご来店の商社マンの方から教えていただいたのですが、良質なルビー産地として有名なビルマでは、その昔ルビーが採れる人を寄せつけない深い渓谷に肉片を投げ落とし、その肉片を鳥に取らしにいかせて肉についてきたルビーを含む原石を手にいれていたという伝説があるそうです

ビルマ・モゴク渓谷産出の最良質ルビーをピジョンブラッドなどとも呼びますが、当方にセールスに来られるどれも綺麗なピジョンブラッドですと勧める海外の同業者には、たびたび「鳩の血色を見たことあるの?」と尋ねて煙に巻いております

ルビーは友情・情熱・仁愛のシンボルとされ、7月の誕生石とともに結婚40周年を俗にルビー婚と呼び、結婚記念石とも言われております

ただし結婚40周年に奥様を驚かそうと内緒でルビーのジュエリーを検討されるご主人様には、本当にルビージュエリーで奥様を喜ばせることができるのか…を一緒になりまして真剣にご検討させていただいております

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