横浜YAMATO

プロの凄さ、冴えわたる仕事と旬の味覚…

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約4分
店長のつぶやき

昨年もこの店長日記にて書きましたが、旬の食材をいただいて英気を養いましょうディナー…という会が一年に数回あり、私も数年前からある方のご紹介で参加をさせていただき、以来新参者が幹事役を担うということでずっと万年幹事役を引き受けております
いままでにも当分松茸は結構です…というぐらい松茸フライをいただいたり(松茸をフライにすること自体に驚きました!)、ユダヤ教のラビさんのお宅にて正統なユダヤ教徒の食事を体験させていただいたり、新橋にて移転新装された生ビールとメンチカツが有名なビアレストランで本来のビールビールの注ぎ方による味の違いを教えていただいたりと、あちこちにてこの会を開催しておりますが、基本的には横浜駅近くの東神奈川の料理屋さんがメインのベースになって開催しております
今回もあるきっかけで急遽招集をかけることとなり、北海道小樽のガラス工芸作家の先生をはじめ、大学の先生やテレビ局や様々な企業にお勤めの方々など、皆さんがそれぞれにお忙しい中で参加可能な総勢9名がいつもの料理屋さんに集まりました
今回は晩春桜の献立、タケノコ尽くしをいただきました

▲左:刺身も明石から直送の鯛など、どれもがビシッとしておりました
 中央:西京焼と焼き筍・・・飾りに使われていた筍の皮を見て、小学生のころ梅干を入れて三角形に包んでは野球で塁上にでたときなどポケットから取り出しては先端からチュウチュウ吸っていた思い出を話しましたら、横浜ご出身の女将さん以外誰も懐かしがらず、これって全国的ではないということを逆に知りました
 右:筍の煮物・・・だし汁をいただくとのど元から身体の中いっぱいに旨味が広がり、日本人のDNAの部分に間違いなくスイッチが入ります。誰が山椒の葉を取り合わせに考えたのでしょうか・・・素材を生かすって凄いことだと思います

この会は春夏秋冬いつも旬の美味しい食材をいただき幸せな気持ちいっぱいになるのですが、
なんといっても今回特に傑出していたのが筍ご飯でした
◄こちらが今回あまりに美味しく唸ってしまった筍ごはん、
上に添えられたふき味噌がまた秀逸な一品でした
冗談抜きでお櫃ごと持って帰りたい衝動にかられました・・・

こちらでこの筍ご飯をいただくのも3~4回目になると思いますが、今回あらためて本当に美味しいご飯に凄さを感じ、なにか眠っていた感覚が呼び起されました
もちろんあくまでも私自身の味覚が基準になっての美味しさなのですが、少なくとも一緒に同席しておりました妙齢のN嬢もA嬢も、そしてM嬢も多くのお料理を召し上がった上での最後の締めご飯にもかかわらず、『女将さん、筍ご飯のお代わり!女』…とされていましたので皆さんも本当に美味しかったのだと確信しております
ほぼ食事が済んだ後にお座敷へ大将と女将さんが来られ、今年がお店が開店30周年で、ご結婚も同じく30周年の真珠婚プレゼントとお聞きしました
ご夫婦お二人で30年間営業されている大変失礼ながら大きなお店でも、また超有名店でもないのですが、私がいままでにいただいた筍ご飯の中で最高に美味しい!と感じました
現在の私は宝石卸商社勤務のサラリーマン時代とは打って変わり、出張もなく長期休暇もなく、もっといえば平日と休日の区別もなく、快適な空調のビル内ビルにて太陽にあたらずほぼ毎日360日ぐらい勤務していますので、年に数回のこちらのお店での食事会が季節の移り変わりを感じさせていただく機会にもなっております
旬の食材とプロの冴え渡る技が合わさり、感激のお料理が生まれます
そして各界で活躍をされる皆さんがこのお店に集い、料理を堪能しお互いのお話しを肴に英気を養い、
また次の日からそれぞれのステージで活動を開始する… ジョギング
こんな素敵な循環を生むオアシスのようなお店を知ることができたことを本当に嬉しく思っております

次回は、関西人ではなく横浜生まれ・片瀬江の島育ちの私が言うのもなんですが、夏の風物詩『鱧(はも)』を予定しております
この会に参加するようになってから、いつの間にか夏は鱧落としでっせ・・・!と習慣化してまいりました
今日から夏に向かって、また一生懸命働きます・・・・

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