ジュエリーに関する様々なご相談を承る私ども横浜YAMATOには、日々いろいろなお話しが舞い込みます。
本日は若いお嬢さんからの切実なご依頼内容を、皆さまにも広くお伝えするべくお客様のご了解を得て紹介させていただきます。
ご家族や親しい方から譲られたり、贈られたりした指輪のサイズが合わない、またはだいぶ以前に購入された指輪のサイズが合わなくなった…というお客様からのご相談は日常茶飯事で承っております。
もちろん指輪の形状や種類によって、サイズを調整することには危険が伴う作業必至というものから、作業に耐えられそうにない指輪、そして一部には本来ならサイズ調整をしてはならない指輪まで本当に種々雑多でありまして、その見極めがとても重要となります。
今回ご紹介のお客様が持ち込まれた指輪がこちらのお品です…
「この指輪のサイズを小さくして欲しいんですができますか？」と取り出された指輪は、目の前にいらっしゃるお客様とは似つかわしくない、とても大きなサイズの指輪でした。
なにか事情がありそうなので詳しくお話しを伺うと、つい最近プレゼントしてもらった指輪で、指のサイズは10番だからと伝えたにも関わらず、なぜかこんな大きなサイズの指輪が…とのことでした。
過去にも同じようなお話しを何回か経験しているため、お相手の方は外国の方ですか？とお尋ねすると想像通りのお答えで、アメリカで購入してきてくれたとの事でした。
実はジュエリーあるあるのお話しで、指輪のサイズは万国共通どこでも同じではありません。
日本国内でもショップによっても違い、また指輪の形状や幅、内側面などによっても微妙にサイズが変わり、すべてが同じサイズとはいかずケースバイケースにて調整していきます。
その上根本的にサイズの番号（呼称）は各国によってまったく違うため、今回のお客様にもJJAグリーンブック（ジュエリー用語辞典）の各国リングサイズの比較表ページをご提示し説明させていただきました。
お客様もこの表を見て今回の件にご納得、サイズが各国各ショップでも統一された同じサイズではないことをご理解いただきました。
そしてここからが当店のお仕事で、このままサイズを半分小さくするには様々な支障があり、また指輪全体の形状にも変化を及ぼすことをご説明し、更に指輪の腕（輪部分）の厚みが今後の着用に心配な点などを正直にお伝えしました。
数日後に彼と相談した上で再びご来店、当店ご提案の指輪下半分を可能な限り厚みを増して作り替える案に決定されました。
数日後、無事作業完了し日本🇯🇵サイズ10番で、よりしっかりとした指輪となりました。
指輪のサイズはお国によって表示が異なり、またショップによっても、選ぶ指輪によっても微妙に違うという事実を、今回のお客様に許しを得まして広く皆さまにお伝えさせていただきました。
今回のケースでは無事笑顔でお持ち帰りいただき、彼からのプレゼント指輪を安心してご着用できることが叶い、横浜YAMATOとしても使命を果たしお手伝いすることができました…
横浜YAMATOはご予約優先制にて営業しております。
ご相談等ご希望のお客様は、お待ちいただくことがないよう、ご到着後スムーズにご案内となるご予約の上で、現物をお持ちになってのご来店をお勧めいたします。
