皆さんが帰省をされるお盆休み、生憎の台風接近で横浜も今朝はひと雨ありました。
私もひと足早く先週亡き両親のお墓参りに行って参りましたが、台風通過のあとに再び様子を見に行かねば…と思っております。
日頃横浜YAMATOでは亡くなられたお身内のジュエリーを持参されての宝石鑑別やクリーニング・修理、またはリフォームなどのご相談にみえる方々にたくさんお越しいただいております。
本日ご紹介のお客様もその中のおひとりです。
昨年お母様を残念ながら亡くされて、今春遺品となったジュエリーを相談にご持参いただきました。
お母様のご愛用だったジュエリーは、時代背景もあってかボリュームあるデザインが多く、ご来店のお客様自身はスポーティな奥様でしたので、そのままのデザインで着用する機会はまず無い…ということでした。
ご相談に来られました奥様とさまざまなお話しをしているなかで、趣味のスポーツなど日常の生活スタイルをお聞かせいただき、まず基本的に指輪を着ける機会がほとんどないと伺いました。
リフォームするにも費用が当然かかる上、お母様形見のジュエリーを年に数回しか使わないモノにするよりは、普段から日常使いできる品にいたしましょうとなり、お客様のヘアースタイルが左右アシンメトリーの髪型である事から片方だけでも着用するピアスへリフォームすることで合意いただきました。
リフォームご予算を伺い、使用しないプラチナ指輪の下取り換算金額をご提示し、その範囲内でのデザインをご提示させていただきました。
鎮静色で品良くおとなしく見えるブルーサファイアと、赤く華やかに見えるルビーをそれぞれ出来上がり姿のバランスを考えてダイヤモンドを配したデザインをご提案し即答でご了承いただきました。
数週間後出来上がりのピアスをお受け取りに来店され、その場で試着確認をいただいて下記の画像を撮影させていただきました。
両側のお耳にそれぞれの色違いピアスをお着けいただき鏡でご確認、左右で色が違うのも面白いかも…とケースバイケースで片側だけやペアで着ける感じで日常に使われる方向でリフォームが完成いたしました。
お母様の思い出の宝石を常に身につけられ、このお盆休みもお客様がどこに行くにもお母様がいつも一緒と信じていただけたら幸いです。
横浜YAMATOは、皆さんの日々の暮らしの中に溶け込む、想いや願いのこもったジュエリーの製作を、お客様とご一緒となり実現するお手伝いに日々努めてます。